皮膚は、一番上の部分から表皮、真皮、皮下組織という3層に分かれています。老化ということを考える時に一番のキーポイントになるのは紫外線によるダメージです。黒人などメラニン色素の多い人種ならば、紫外線によるダメ九ンもある程度防げるのですが、それ以外のケースでは十分な注意が必要でしょう。スキンタイプの代表的な分類方法であるフィッツパトリック方式では、1〜5のタイプで十分な注意が必要とされています。ちなみにタイフーはアイルランド系の人のように赤毛で皮膚が白く、きわめて紫外線に弱いタイプです。3は茶髪の白人に多いタイプ、2は1と3の間、4は地中海沿岸の人々や色の白い東洋人、6は黒人、5は4と6の間になります。数字が小さいほど紫外線によるダメージを受けやすいと考えられています。
水は飲みすぎると、むくみや冷えの原因になると書きました。特に、寝る前に水分を摂ると、翌朝顔も体もパンパンになっていることがよくあります。かといって、水分が足りないと代謝が悪化し、血液はドロドロになり、いわゆる毒がたまりやすい体になってしまいます。だったら、どのくらいの水分が適量か?私は、クリニックにみえる患者さんに、食べ物に含まれる水分量も入れて一日一・五リットルが目安だと言っています。ただし、水分摂取量は人によって個人差が激しく、「缶ジュース一本飲むのも苦しい」という人もいれば、常に水分を摂っている人もいます。喉がまったく渇かない人の中には、腎臓や泌尿器系統が悪い人もいますが、そうでなかったら、気にする必要はありません。水を飲むのが辛かったら、ご飯を食べる(ご飯は水で炊くので水分豊富です)、味噌汁やジュースを飲む、果物を多めに食べるなど、食品から水分を摂る一工夫をしましょう。「水分」というのは何も、水だけではなく、「隠れた水」もたくさんあるのです。
「シックハウス症候群」とよばれているものがある。合板家具の接着剤や、防かび剤が施された新建材に含まれる「ホルムアルデヒド」が原因だ。ホルムアルデヒドとは、殺虫剤などに含まれるホルマリンが気化した有毒ガスで、合成樹脂の原料にも用いられている。このガスによって汚染された空気を長く吸い続けると、体調を崩してしまう。シックハウス症候群は原因がはっきりしているだけに、自然素材の建材を使用したり、室温を調節してホルマリンを全部気化させ、強制的にガス抜きしたりと、何らかの対処法がとられている。ただ、家を新築したとき軽いシックハウス症候群にかかり、そのままにしておいたら、数年後には、文具の修正液にも反応を起こすような、ひどい化学物質過敏症がおきたケースもある。いま、目に見えるような反応がないからといって、けっして侮ることはできないのだ。化学物質を大量に浴びたり、長期間の接触を避けることが、唯一の予防策のようだ。さいきん日本でも患者団体が結成され、環境庁も平成十年から実態の解明に乗り出す。