DHAがいったいどのような成分なのか、同じ魚の脂肪酸であるEPAと比較しながらみてみよう。まず両者の分子構造をくらべてみると。次のような違いがある。・EPA→炭素二〇個十酸素二個十たくさんの水素、炭素同士の二重結合が五ヵ所・DHA→炭素二二個十酸素二個十たくさんの水素、炭素同士の二重結合が六ヵ所この違いを簡単に言うと、DHAのほうが少し大きい分子ということである。もともとどちらもa−リノレン酸由来の成分だし、体内では必要があると、多少ではあるがEPAがDHAに変化したり、遂にDHAがEPAに変化することもあることから、ほぼ同じような働きをすると考えられてきた。しかし細かく調べてみると、いろいろな違いがあることがわかってきた。たとえば、血小板凝集(心筋梗塞や脳梗塞の引き金となる「血栓」形成に深く関係している因子)を抑える力は、EPAのほうが強い。一九九〇年に閉塞性動脈硬化症の改善薬としてエパデールという名の医薬品になっている。さらにEPAは、一九九四年に血中の中性脂肪やコレステロールを下げる作用が認められて、高脂血症の改善薬にもなった。つまり、EPAは魚を多食するイヌイットの疫学的研究から開発された医薬品なのだが、ちょっとした疑問が生じたのではないだろうか?それは、イヌイットは、脳血管疾患の死亡率が高いという点だ。EPAは血栓をつくりにくくし、血液を固まらせないようにすることで医薬品になったわけだが、全く同じ作用は、逆に出血傾向を高め、脳内での出血がある場合は増因子となる場合があるのだ。事実、エパデールの効能書には出血時には気を付けるよう、ただし書きがある。けれども、それでもEPAは副作用の少ない、良い薬であると臨床医に評価されているのはまちがいない。そして、もう一つつけ加えておくと、DHAには、このようなEPAの副作用は全くないことも明らかにされている。
[通販情報]
サントリーウエルネスオンライン通販のDHA
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43322/
→ DHA商品情報